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禁煙すると眠くなるワケ

投稿日:2012-02-21 更新日:

禁煙のデメリットはないと思っている私ですが、禁煙挑戦中にちょっとだけ困ったことがありました。実は禁煙中、突然眠くなるという現象に度々襲われたことがあったのです。私個人の体質的な問題かと思っていたら、結構周りにも体験者が多いので少し驚きました。

今回は禁煙すると眠くなるというウワサを検証します。

たばこ脳にいたる道のり

禁煙すると、当然、脳にニコチンが送られてこなくなります。まずこれが眠気の大元です。以前の記事でも触れていますが、喫煙者の脳はたばこによって定期的に多量のニコチンが送られてきている状態になっています。

さらに、ニコチンを受け取るため、脳内ではニコチン受容体(アセチルコリン受容体)の調整処理が行われます。神経伝達物質であるアセチルコリンは交感神経と副交感神経に作用して、興奮や覚醒、抑制といった、いわゆる「気分が変わる」という効果をもたらします。

たばこを吸わない普通の脳であれば、余ったアセチルコリンは酵素で速やかに分解されるので問題ないのです。しかし、残念ながらニコチンは分解されません。受容体と長いこと結びついてしまうので、結果としてアセチルコリンより強くて多くて長い刺激を与えてしまうとみられています。

これにより喫煙者の脳内ではニコチンがアセチルコリンの代理となることが慢性化するので、自分の力で作ることをサボるようになります。たばこ脳の完成ですね。

ニコチンが不足し興奮や覚醒が起きにくくなる

このたばこ脳の状態で禁煙します。すると、脳にニコチンが届かないので興奮や覚醒作用が起きないことになります。これが突然の眠気の正体になります。

ニコチンが牛耳っていた自律神経がうまく機能していないため、闘争の交感神経と休息の副交感神経の切り換えがうまくいかなくなる状態です。

Sleepy, Cat

succo / Pixabay

これ、体験した方たくさんいると思うのですが、極端な場合、普通に会話している途中でも、本当に落ちるようにガクンと眠ってしまうケースもあります。一瞬、病気かと思いますよ。

もちろん、禁煙することで、脳は「やっぱ自分でコントロールしなきゃだめなのね」と気付いて、アセチルコリンとアセチルコリン受容体の正常化が着々と進むそうですが、このたばこ脳からのリハビリには一般的におよそ3カ月かかるとされています。

禁煙外来で、ニコチンパッチやガムを使った「ニコチン低減法」が取られるのも、こうした脳のリハビリのロードマップに沿って治療プラグラムが作られているからなんですねえ。

眠気対策にはカフェインと言われますが…

では、突然の眠気にどう対処したらよいかとなりますが、立ち上がって屈伸をしたり、声を出したりするのが有効です。最強の仮眠法を使って、寝てしまうというのがオススメではありますが、オフィスでは、なかなか難しいのが現実です。手っ取り早いのはカフェインです。コーヒー、紅茶、緑茶、一部タブレット菓子などに含まれていますね。

Coffee, Woman

Unsplash / Pixabay

ただ、カフェインは効き始めのが摂取後30分程度経ってからでてくるので摂取のタイミングが難しい面もあります。しかも、摂りすぎると今度は寝付きが悪くなった挙げ句の寝不足、寝過ぎといった睡眠障害を引き起こすケースもあるので注意が必要です。

脳のリハビリに3カ月とされますが、個人的には2週間前後が眠気のピークでした。1カ月もすると、だいぶ禁煙生活のリズムが生まれてくるので、楽になってきますから頑張りましょう!

 

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