アンモニア・テクノロジーがささやかれる「たばこ添加物」の恐るべき正体

一服した時の、喉から肺にかけてしみてくる独特の感覚がたまらないというスモーカーは多いと思います。ジワーっと浸透してくるような、ググッと迫ってくるようなあの「喉ごし」「キック感」です。満人によって感じ方はさまざまですが、眠い時などは、あの衝撃が欲しくて喫煙所に向かうという方も少なくないでしょう。

でも、実はあの感覚、たばこの主成分であるニコチンとはあまり関係ありません。不思議に思えるかもしれませんが、たばこの喉ごしやキックの効果を左右しているもの、それは風味や刺激をよくするために人工的に調整されたアンモニアによるものなのです。

たばこ業界がひた隠す?脅威の技術

mask
アンモニアといえば、悪臭防止法に基づく特定悪臭物質に指定されるほど強烈な刺激臭で知られ、粘膜に対する刺激性がとても強いのが特徴です。また、水に溶けやすく液化しやすいことから、工業、農業、化学工業など幅広い分野で使われています。

たばこ業界もこの特性に目を付け巧妙にたばこに細工しているというウワサがあります。たばこ業界が「ニコチンを心地よく体内に取り込ませ、すばやく確実に依存状態を生み出す」という目的のため、化学実験と検証を重ねて生み出した技術、これが「アンモニア・テクノロジー」と呼ばれ、業界が隠し続ける秘密とされています。

では、アンモニアをたばこに添加するとどういう効果が得られるのか、という点が気になるところだと思います。

アンモニアはニコチンを遊離状態に換え、ガス化できるので、パッケージに表示されるニコチン量を低くすることが可能になります(パッケージ表示されるニコチン量には遊離状態のものは含まない)。しかもガス化しているので、非常に効率良くニコチンを取り込ませることもできるのです。まさに、アンモニア・テクノロジーは一石二鳥のニコチン依存症製造技術といえると思います。

「オカルト」の指摘もあるが…

たばこ業界をめぐっては、「アンモニア・テクノロジー」のほかにも、たばこの煙を見えにくくする「プロジェクト・ステルス」など、怪しいウワサは多数ありますが、この手の話題になると、必ず「そんなウワサはオカルトだ」という反論がおきます。

確かに、たばこ業界が公表しているデータにアンモニアは含まれていません。JTの添加物リストにもアンモニアの文字はありません。好意的にとらえれば「オカルト」の反論もあながちハズレではないような気もします。

ですが、厚生労働省が行った「たばこ煙の成分分析について」というリポートでは、アンモニアの検出が報告されています。いえ、アンモニアどころか、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド、一酸化炭素、シアン化水素(気体化すると青酸ガス)など、人体に有害性の認められる物質がしっかり検出されています。

すべては「うまくない」を「うまい」と錯覚させるため

たばこに含まれる有害物質は600種類とも1000種類ともいわれますが、なぜ、たばこ業界は企業としてお客の健康を害するリスクを犯してまで「あえて有毒物質を添加してくる」のでしょうか。答えは簡単です。たばこの葉を乾燥させて、そのまま吸っても「たいしてうまくない」からです。

たばこ業界がお客をニコチン依存患者にしたてあげるために、たばこに加えている添加物には次のような恐るべき効果があります。

  • 刺激のある喉ごしを生みだす
  • 煙にむせないように気管を拡張させる
  • 粘膜を麻痺させ煙を吸い込みやすくする
  • 味わいがまろやかになるよう甘味や糖類を加える
  • 悪臭をごまかすために香料を加える
  • 吸わないでいても燃え続ける

現在、一般的に「たばこ」として流通しているシガレット(紙巻きたばこ)は、ニコチン依存症を生み出すために、たばこの葉をベースにして、科学技術を駆使して人造的に作りかえたたばこ風の合成化学製品といっても過言ではありません。これが添加物が加えられた「たばこ」の恐るべき正体です。

きょうのまとめ

アンモニア・テクノロジーなどのウワサの真偽は定かではありませんが、多種多様な添加物によってたばこの風味が生み出されているのはたばこ業界も認める事実です。

もし、まだ禁煙をスタートさせていない方であれば、添加物の恐ろしさ、バカバカしさは簡単に確かめることができます。試しに化学物質無添加をうたう「アメリカンスピリット」(アメスピ、Natural American Spirit)や葉巻を吸ってみてください。「あれ?」と拍子抜けするほど、刺激が少ないことに気づくはずです。
注)化学物質無添加とはいえ、たばこであることには変わりありません。決して喫煙を推奨しているわけではありません

【参考図書】

禁煙学 改訂2版

日本禁煙学会 南山堂 2010-04-10
売り上げランキング : 263732
by ヨメレバ

スポンサードリンク

コメントを残す

このページの先頭へ