太らない禁煙のガイドライン

禁煙に挑戦する私たちを悩ませる壁のひとつに「太る」という生理現象があります。以前の記事でも紹介して大きな反響があったので多くの方が困っているのだなと痛感しています。今回は「禁煙すると太る」という点をもう一度見直しながら「太らない禁煙」について提案していきます。

禁煙、即体重増加ではない!

そもそも論になってしまうのですが、「禁煙」=「太る」は正確には間違いです。「禁煙」という行為だけに注目すれば、たばこをやめたら自動的に「太る」ことはありません。本来は「禁煙→●●●→結果として太ってしまう傾向」というのが正しく、問題はこの「●●●」に何が入ってくるかという点になります。

禁煙をして太ってしまうのに一番影響が大きいのがたばこの代償行為として「食べて」しまうことです。たばこによって得られていた満足感や幸福感を食べることで置き換える行動です。この習慣を身に付けてしまうと加速度的に体重が増加してしまいます。

禁煙を始めて間もなくのころは、特に甘い物を欲する傾向が強いように筆者は思います。糖分は体重増加への近道ですので、できれば避けたいところですが、ニコチン脳が正常化していく過程での渇望は弱い割にはしつこくうまくかわしていくコツが必要です。

photo credit: photolupi via photopin cc

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我慢だらけでは苦しい

禁煙やダイエットを語る上で、とかく「意志力」の問題になります。いわく「意志が弱いから失敗するのだ」と。となれば、禁煙に挑戦しつつ、食べ物を控えるというのはたばこと食べ物をダブルで我慢する必要が出てきてるのですから、相当意志が強くないと当然「つらい」「苦しい」ということにもなります。

あれもだめ、これでもだめでは、苦しいばかりで物事はなかなか前には進めません。基本的に苦しいのを喜べる人は少数派であって、たいがいの方は楽しいこと、面白いことの方が長続きしますよね。ここがポイントで、禁煙も甘い物もさくっと抜いて太らない禁煙を成功させていくために意志の力でねじ伏せようとする思考はマイナス効果であると筆者は思います。

意志は要りません。大事なのは動機です

禁煙に苦しみを生み出す意志は要らない。では何が大切なのか。それはむしろ「動機」の方にあります。つまり「あなたはなぜたばこをやめるのか」です。周囲の方のアドバイス? 病気へのリスク? 金銭的な問題? 大事な視点は「やめさせられる」という受け身の姿勢ではなく、「~だから、私はたばこをやめる」という自発的な考え方です。

他人や周囲から押しつけられた理由ではぐらつくこともありますので、ゆっくりと「なんでたばこやめるんだっけ?」と一度考えてみてください。この動機付けがうまく行き、「わたしにとって、もうたばこは不要なのだ」ということが理解できていると、甘い物に逃げるという代替行為も驚くほど減ります。なぜなら禁煙生活の出発点で、喫煙を禁じられて「たばこを我慢」するのではなく、自ら選択して「さようなら。わたしの喫煙時代」というスタイルができあがっているからです。

たばこをやめると太るというのは我慢が生み出す連鎖反応にすぎません。また、余剰なカロリーを摂取しないかぎり、人間は太ることはできません。太らない禁煙のためには「動機」の設定を見直し、たばこを吸わないでいると1秒ずつ自分が健康体にどんどん近付いていく姿を思い浮かべていきましょう。「今日はこんなに元気になった!」「眠くなるのは正常化のあかし!」「そんなに食べなくても平気じゃん」こうした楽しい感覚を積んでいくことが禁煙の成功、そして太らない禁煙のガイドラインにもなる、筆者はそう思っています。

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One Response to “太らない禁煙のガイドライン”

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