「禁煙したら髪の毛が生えた」というF君のお話

先週、勤め先での新年会で後輩のF君が「禁煙したら髪が生えてきた!」と話だし、その席はたばこと髪の話で大いに盛り上がりました。

F君は20代後半。学生時代はバンドでボーカルをやっていたなかなかのイケメンです。入社当時からかっこいいロン毛ですが、ここ数年急速に頭頂部が薄くなり出し、このままではカッパのようになると悩んでいたそうです。

「禁煙して半年ですけど、2カ月目ぐらいから『あれ? なんか髪増えてる』って感じで」とF君。同僚らと頭頂部をのぞき込んでみましたが、なるほど細くてまばらだった髪が立派な密集具合に変わっています。

「おぉ! すげー!! 生えてる!!」とみんなで驚いたのですが、F君の体の中では一体何が行ったのでしょうか?

仮説1:血行が良くなった

以前の記事でも紹介したように、たばこは血行障害を引き起こす原因のひとつです。ニコチンの血管収縮作用や一酸化炭素の動脈硬化促進など、新鮮な血液が体のすみずみまで届くのを邪魔してしまいます。

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髪の毛を生み出す毛母細胞も当然、髪の毛を作り出すために新鮮な血液が必要ですが、F君の場合、たばこによって血行が悪くなっていたのが改善されたことで、髪の毛が再び生えだしたのかもしれません。

仮説2:男性ホルモン値が正常になった

喫煙者は総じて男性ホルモン値が高いとされます(ただ、因果関係はまだはっきりしておらず、たばこを吸うから男性ホルモンが高いのか、男性ホルモンが多いからたばこを吸うのか、という辺りは議論の余地が残るところですが)。

一般的には男性ホルモン値が高いと薄毛になりやすく、特に男性ホルモンのひとつで脱毛ホルモンとも呼ばれる「ジヒドロテストステロン(DHT)」
が生成されると、男性型脱毛症(AGA)を発症してしまうのではないかと推測されています。

F君のケースではひょっとすると禁煙したことで男性ホルモンが正常化されて、AGAが改善されたのかもしれません。

仮説3:睡眠が改善された

たばこは自律神経に影響することが分かっています。自律神経が乱れると、不眠症になったり、あるいは昼間、突然の眠気に襲われたり、内臓機能が低下したりします。

Sleeps特に睡眠障害を引き起こしていると、精神的な不調にもつながりやすく、大きなストレスとなります。また、アンチエイジングの考え方では、午後10時~午前2時に眠っていると成長ホルモンが多く分泌されて、肌や毛髪の成長を促すとされますので、F君も禁煙によって睡眠が改善された可能性はあると思います。

仮説4:栄養素バランスを取り戻した

禁煙する前のF君は1日20~30本、たばこを吸っていたのですが、ひょっとすると栄養素が破壊されて髪の成長まで十分回っていなかったということも考えられます。

人間の体はたばこに含まれるアセトアルデヒドなどの有害物質を解毒するため、大量の栄養素を使います。体内で栄養素が不足すると、当然、生命維持にあまり影響のない部分は後回しにされますので、髪や爪、肌などは放って置かれることになります。

F君の食生活と喫煙によって起きた栄養素不足によって、薄毛が進行していたこともありえそうですね。

仮説5:運動不足が解消された

喫煙が習慣化すると、どうしても慢性的に酸欠が続くことから、心肺機能が低下します。心肺機能が低下すると、息切れを起こしやすく、体を動かすのが自然と億劫になって運動不足気味になってしまいます。

Run運動が不足すると新陳代謝も衰えてきて、細胞も元気がなくなってきます。過度の運動は活性酸素を生んで細胞を傷つける恐れがありますが、ゆっくりとした適度な運動は代謝や自律神経を整え、血行を促進させることが知られています。

F君も「最近はエレベーターとかエスカレーターなんてかったるくて、階段っすよ」と言っていたので、禁煙で運動習慣を身に付けたおかげで、血行や代謝が改善され、薄毛が解消されたのかもしれません。

きょうのまとめ

以上、今回は「禁煙したら髪が生えてきた」というF君について、髪の毛がよみがえるプロセスを仮説として考えてみました。あくまで、個人的な経験則によるものであり、医学的な保証があるわけではありませんが、「いっときはプロペシアも考えた」というF君の体験をひとつの希望例として、参考になるのであれば幸いです。

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