ついに20%割れ!日本の喫煙率、50年分の推移をまとめてみた

日本たばこ産業(JT)による2014年「全国たばこ喫煙者率調査」によると、日本の喫煙率は2014年5月現在で19.4%となり、統計開始以来、初めて20%を割り込んだそうです。

それでも5人に1人の割合

プレスリリースなどを元に詳細を見ていくと、男女別の2014年の喫煙率は男性が前年比1.9ppt減の30.3%、女性が0.7ppt減の9.8%。全国の喫煙者数は推計で2059万人(男性1526万人、女性533万人)でした。全体で20%割れといっても、現段階でも日本では、おおよそ5人に1人が喫煙者という勘定になります。

1965年の統計開始時には男性82.30%、女性15.70%でしたが、66年に国民全体49.40%の高率を記録した後はズルズルと下がり続けています。JTの調査を元に厚生労働省が作成している「成人喫煙率」のまとめには、65年からの喫煙率の推移が性別、年代別でアップされていましたので、グラフにしてみました。

MはMale(男性)、FはFemale(女性)です。太線が全年齢平均となっています

MはMale(男性)、FはFemale(女性)です。太線が全年齢平均となっています

女性が横ばい傾向

特徴的なのは、1970年代後半からの若い女性層の喫煙率の高まりとその横ばい傾向です。90年代にかけてはググッと迫り上がるように20代、30代の女性が喫煙している傾向がうかがえます。

2000年に入り、健康志向の高まりなどからか、増加傾向は鈍化していますが、喫煙が習慣化している層がなかなかタバコをやめられず、女性の喫煙率の横ばいにつながっているのかなとも思います。

photo credit: www.karlocamero.com via photopin cc

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ついでに代表的銘柄の価格推移もみてみる

たばこ価格の推移

たばこ価格の推移

50年間の喫煙率の推移を検証していたら、ふと「たばこ自体の値段はどうか」とも思い、ハイライトとセブンスターの価格推移も調べてみました。グラフでは省略していますが、ハイライトは1960年(昭和35年)6月20日発売で発売当時は70円。セブンスターは1969年(昭和44年)2月1日に100円で発売されています。

こうしてみると2000年中ごろからの値段の上がり方の角度がきつくなっているのが特徴的で、喫煙率のグラフの男性30歳代、40歳代の低下傾向とも無関係でないようにみえます。

この急激な価格上昇の波はいまだ継続中な感じもありますので、1箱1000円とまではいかなくとも今後も段階的にたばこの値段は引き上げられていくのは予想に難くありませんね。

50年の喫煙率推移のまとめ

国内喫煙率20%割れという数字を大きいとみるか、小さいとみるかは判断の分かれるところではありますが、喫煙者がもはや社会における少数派になったというのは受け入れなくてはならない時期なのでしょう。

飲食店や公共施設に関する記事でも書きましたが、行政や企業も「非喫煙者」をメインに据えていろいろな事業を展開していくのが「当たり前」になり、今後より強化され「脱たばこ化」へ動いていくのだと感じました。

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