プーチン砲発射! おそロシアの超絶禁煙法

ロシアに君臨する、KGBスパイ出身の柔道家プーチン大統領が2月26日、「世界一厳しい」ともささやかれる禁煙法案に署名しました。

2月15日にチェリャビンスクに隕石が落下しており、世の中は隕石にばかり目が奪われていましたが、騒動のさなか、実はプーチン砲が発射されていたということになります。

以前当ブログでも紹介した「TOBACCO ATLAS」などによれば、ロシアは世界第3位(1位中国、2位アメリカ)のたばこ消費国で、たばこに関係する病気への医療費が財政を圧迫しており、ノンスモーカーのプーチン大統領は数年前から準備を進めていましたと言われます。

どれほど厳しい法律になるのか、ちょっと紹介してみます。

公共の場はほとんど禁煙

Putin今回の法案について、コンパクトでよくまとまっているNHK「NEWS WEB」によりますと、2013年6月から規制が発動して、学校、病院、保健施設などの公共施設敷地内での喫煙はアウトになり、鉄道や地下鉄駅、バス停留所などの都市交通機関から15メートル以内も禁煙となります。

さらに、1年後の2014年6月には飲食店、ホテル、カフェなどほとんどの公共の場が全面禁煙となります。さらにたばこ会社がスポンサーになったり、コマーシャルなども大規制が強化されます。マンションの共用部分も対象となっており、今後の連邦議会の協議により、公共の場でたばこを吸った者には5000円の罰金が科せられる展開となりそうです。

どうしてこうなった?

冒頭でも少し触れましたが、ロシアは「たばこ大国」で国民の3人に1人、およそ4400万人が喫煙者という統計もあります。

Sankei Bizの記事によればロシアの喫煙率は男性7割、女性でも3割だそうです。たばこに関連する病気での医療費も年間で1兆2000億ルーブル(約3兆6000億円、GDPの6%超)にも上っており、医療改革のみならず、財政再建のためには、禁煙は避けて通れない問題だったといえます。

しかも、先進各国の大手たばこメーカーが自国でのたばこ規制強化のあおりを受けて、ロシアや中国のような新興国への進出強化を進めてきている経緯もあり、「おのれ! 我がロシアを食い物にしやがって!」と、プーチン大統領の逆鱗に触れたのかも知れません。

どこなら吸えるのか

では2014年6月以降、ロシアでたばこが吸えるのはどこになるか、というのも気になりますが、原則「家の中」だけになるのではないかと思います。

もちろんルール上は、公共施設から離れた路上もOKなのですが、施設から15メートル離れるとか、解釈が微妙な部分もありますのでなかなか堂々とは吸えないのではないかと。もし旅行する機会があれば、ロシアは全面禁煙の国という覚悟を持つ必要がありそうですね。

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