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ベランダ喫煙ノー。受動喫煙による健康被害訴え拡大

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「家の中では吸えないから」とベランダや庭でたばこを吸う人をホタル族なんていったりします。私もベランダを始め、換気扇の下や屋上など吸える場所を求めてさまよった経験ありますが、煙をはかれる周囲の人にとっては迷惑にもつながりますよね。喫煙者本人がたばこを吸って健康被害に苦しむのは自由だといえば自由ですが、たばこを吸わない人にとっての受動喫煙問題は笑えない話です。

受動喫煙被害者の会が発足した

ホタル族にとっては耳の痛い話かもしれませんが、「よそから流れてくる煙にはもう耐えられない」として、「近隣住宅受動喫煙被害者の会」が2017年5月19日に設立されました。ニュースでご覧になった方も多いと思います。

設立時の会員は約500人で、代表には荻野寿美子さん(埼玉県在住)という方が就任しました。会の目的としては、ベランダ喫煙禁止法の制定を目指しており、仲間を募り、日本弁護士連合会(日弁連)への人権救済申し立て地方自治体へ受動喫煙防止条例の制定を働き掛けていくようです。

受動喫煙をめぐる動きでは、国の方針も定まらず条件闘争の感もありますが、いっこうに進まぬ受動喫煙防止に住民側が「もう泣き寝入りはやめましょう」と立ち上がったという形でしょう。被害者の会顧問弁護士には住環境トラブルに詳しい岡本光樹さん(第二東京弁護士会)も就いており、なかなか本格的な態勢となっております。

苦しみ、つらさは理解できるのですが…

さて、当ブログも禁煙を推奨しているわけですから、もちろん被害者の会の主張が理解できないわけではありません。マナーの悪い喫煙者によって苦しむ方がいらっしゃるのは本当に気の毒なことです。下に記す萩野代表の言葉にも納得できます。

「陽気の良い日には窓を開けたい、晴れた日には洗濯物を屋外に干したい、お日様の匂いのする布団でぐっすり休みたい…。そんなささやかな暮らしを手に入れるために、近隣住宅受動喫煙被害者の会は、皆さんと手を携え、皆さんのお力になりたいと考えています」

近隣住宅受動喫煙被害者の会公式サイト「代表からのメッセージ」より

うーん、ごもっともなお話です。ですが禁止法制定や人権救済となってくると、どうも先鋭的すぎるというか、攻撃的というか…。とても言葉が悪いのですが、排他性がにじみ出ている気がして、正直なところ少し苦手です(あ、決して「ベランダ喫煙ぐらいいいじゃないか」とか「少しぐらい我慢しろよ」とか、会そのものに反対するものではありませんよ)。

著書ではとてもクレバーな対話を展開

実は代表の荻野寿美子さん、著書があります。タイトルは私がタバコをやめた理由(ワケ) (タバコ百害問答)といい、喫煙者だった自身の夫や知人らとの対話をユニークにまとめられています。著作の中の対話では、萩野さんは一方的に「タバコはダメだ」というのではなく、喫煙者、非喫煙者とでお互いの気持ち、信条を尊重しながら最終的に「タバコ要らないよね」と結論付けていく、とてもクレバーな話術を展開しています。※もちろん、萩野さん自身は非喫煙者ですよ。

被害者の会でも、この著書で展開されている主張であれば、もっと賛同の輪が広がりやすいのではとも感じます。遅々として進まぬ受動喫煙対策に業を煮やしてというのは理解できるのですが、先鋭的になると、今度は喫煙者たちの反感を招いてしまいかねません。

戦い

claudioscott / Pixabay

聞く耳をもってもらえないのはもったいない

このままだと、喫煙者たちがタバコの有害さに気付いて、自ら禁煙を選択するよりも以前に「あいつらが俺たちの権利を奪おうとしてるぞ!」と身構えられるのではないかと。度重なるたばこ増税や喫煙所の減少、受動喫煙防止の動きなどで喫煙者側にもだいぶフラストレーションがたまってきているので、萩野さんたちの動きが、単なる禁煙ファシズムの一環とみなされて聞く耳をもってもらえないのはもったいない気がしないでもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホタル族を巡っては、名古屋地裁が12年、ベランダでたばこを吸わないよう上の階の住人から何度も申し入れられたのにやめず、住人に精神的損害を与えたとして、喫煙者に5万円の賠償を命じた判決がある。

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